タカタが2016年に倒産する可能性は?現在と今後のリストラ予想


主力商品であるエアバックの不具合発覚で世界の自動車業界に衝撃を与えた株式会社タカタ。

それもそのはず、タカタのエアバックでの世界シェアはなんと20%。5台に1台はタカタ製のエアバックが使用されていた訳ですから、当時は自動車メーカーとしても頭が痛い問題になったのはご存知の通り。

そんな自動車業界を揺るがした株式会社タカタの話題も最近はスッカリ聞かなくなったけど、現在はどんな状況なんだ?

大きな損害は避けられない状況だっただけに今後の倒産の可能性はないのだろうか?リストラ計画などが浮上しているのでは…気になることがたくさんあったので、調べることにしてみました。

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事件発覚直後の暗雲

発端は2008年のアメリカ。
タカタ製エアバックの不具合から内部の金属片が噴き出し、乗員を殺傷するという事件が発生。

原因はインフレーターと呼ばれるバッグを膨らませるガス発生装置の金属容器が破損したことにあります。

インフレーターの仕組み

車両に設置されたセンサーが衝撃を検知し、コンピューターがエアバッグを必要とする事故かどうかを判断。必要という結果が出るとインフレーター(ガス発生装置)に点火指示を出し、インフレーター内部で燃焼したガスが一気にエアバッグを膨らませるという流れになります。

対象製品を搭載していたホンダはすぐにリコールを実施するが、その対応をあざ笑うかのようにタカタ製エアバックの不具合が連続。2016年1月23日時点で全世界で10例もの死亡事故を引き起こしており、安全を守るためのエアバックが凶器と化しているのが現状です。


参照元:
http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51878610.html

事件発覚直後は「原因不明」という理由を盾に、NHTSA(道路安全交通局)や日本の自動車メーカーからのリコール要請にも応じず、責任回避のスタンスを継続したタカタ。

業を煮やした、主要取引先のトヨタに加え、最大取引先のホンダからさえも取引停止状態となり、これまで積み重ねてきた信用の失墜はもちろん業績にも大きな影を落とす結果となったのです。

最終的にはリコールに応じると宣言をしましたが、品質や顧客に対しての対応だけは日本の企業としてどこよりも誠実に対応して欲しかったと残念さを覚えます。

しかしなぜ、ここまでタカタが強気なのか。

これはエアバック業界でも大きなシェアを持っていること、そして安全に関わる重要なパーツであることが関係しているのです。

リストラは実行されるのか

リコールに応じることになったことで、今後大きな費用負担が発生することは避けられないとすれば、やはり気になるのがリストラの有無でしょう。

現在は大規模なリストラ策は打ち出されていないようですが、可能性は十分にあり得ると考えておいた方が無難ではないでしょうか。

現状でもタカタ製エアバッグの約3割には他社製インフレーターが使用されている。
それが全て他社製に切り替わっても内製コストが購入コストに置き換わるだけで、タカタにとっての利益の減少分はしれている。
当該部門のリストラや減損は必要になるが、吸収できないほどのマイナスインパクトではない。

参照元:
http://toyokeizai.net/articles/-/91804?page=2

やはり、実施されるとすればインフレーターを使用したエアバックの製造部門。

しかし、タカタにとって問題となっている部分修正していくのにかかる費用は限定的な為、リストラもあるにはあるが、こちらも限定的になると考えられます。

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タカタの現在

業績推移や貸借対照表など会計の分野は専門ではないので、この部分は他に譲りますが、知っておきたいのは現在のタカタの状況。

現金600億円を保有し、借金はほぼなし。

さすが業界では言わずと知れた優良企業。2016年3期の業績予想も好調時からはかなり削られたものの純利益で約50億円上がるというから驚きだ。

なぜ、ここまでの事件が発覚したにも関わらず、利益があげられるのか。そこには自動車業界とエアバックを扱う会社としての強みが見え隠れするのです。

自動車ビジネスは数年先のモデルまで主力部品が確定している。
インフレーターを乗り換えるのとは違って、エアバッグのような安全性に直結したシステム部品の主力サプライヤーの切り替えは簡単ではない。ましてタカタはエアバッグの世界シェア2割を占める。全社が一斉にタカタから乗り換えようとしても、業界全体で十分な供給能力がない。

参照元:
http://toyokeizai.net/articles/-/91804?page=2

エアバック関連の世界シェア第1位はスウェーデンのオートリブ社、2位に米国のTRW社、そして3位がタカタとなっております。

世界シェアこそ1位ではありませんが、エアバックという命を預かる部品ですから各車種ごとに形状なども調整しており、危険だからと言って簡単に乗り換えられるようなものではないのです。

このようにタカタには安全面を補完するための主要なパーツであるエアバックを扱っていること、20%という圧倒的な世界シェアを持っていることが強みとなっているのです。

この事実があるからこそ、タカタには急に崩れない。更には強気の姿勢維持することができるのです。

総合してわかった倒産とリストラの可能性

タカタが積み上げてきた財務実績とバックボーンは、業界揺るがす大事件起こした現在でも今すぐ倒産の危機を迎えるということはないと考えられます。

更に2016年の年が明けてから、事態はタカタにとって好転の方向に動き始めています。

タカタがこれまで維持してきた強硬姿勢を軟化させ、ホンダやトヨタに欠陥エアバックについての支援要請を行う可能性が報じられているのです。

更にライバル会社であるダイセルと問題になったインフレーターを共同生産するという情報も伝わってきています。

これだけでも、倒産やリストラの危険がかなりの確率で回避される可能性が高まるのではないでしょうか。

まだ情報は検討中という段階ですが、これが事実であるなら、これまで失い続けた信頼を取り戻すきっかけになるだけではなく、エアバックの更なる安全性の向上につながり、会社と世間にとって必ずプラスになるはずです。

まとめ

タカタの倒産の可能性は現段階では低いということがわかりましたが、まだまだ強気の姿勢を崩していない感は否めません。

「原因不明」という事実は今も変わりませんが、理由がわからないのに安全ですと言われても車に乗る身としては納得がいきません。

これまで以上の信頼回復の為には、消費者など会社を取り巻く関係者たちの声に真摯に耳を傾け、問題と真っ直ぐ向き合う姿勢を大事にしてもらえれば幸いかなと思う今日この頃です。

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