王道を追求するもよし、異端んであっても自分が決めた道を極めていくのもよし。

どれを選ぶかは人によって様々だと思います。

もちろんそれは山登りの世界でも同じこと。

今回、ご紹介するのは自称・外道クライマーの宮城公博さん。

外道クライマーって?逮捕って何?などなど、知れば知るほど興味深い人間性の持ち主です。

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宮城公博さんの経歴

  • アルパインクライミングで日本で10本の指に入る実力者。
  • (※アルパインクライミングとは山岳地域における岩壁登攀のことをいいます)

  • 生年月日 : 1983年
  • 出身地 : 愛知県春日井市
  • 2009年 : ヒマラヤ・キャジョリ峰北西壁への単独初挑戦。
  • 2012年 : 1那智の滝での逮捕
  • → 7年間勤めた福祉施設を辞める。

  • 2013年 :
  • 立山称名滝冬期初登攀
    台湾チャーカンシー初遡行
    カラコルムK6西峰北西壁挑戦

  • 2014年 :
  • 立山ハンノキ滝冬期初登攀
    タイ46日間のジャングル初遡行

アルパインクライミングから南国のジャングルでの沢登りにいたるまで「初挑戦」にこだわり続る「自称・外道クライマー」

2009年以降は継続的に「世界初」を目指してチャレンジを続けています。

まだまだ年齢も若いですから、今後もどんな活躍をしてくれるのか楽しみな人物ですね。

自称「外道クライマー」の実態とは?

外道クライマーというかなりセンセーショナルな文字が踊っていますがこれは、宮城さんが「沢登り」にこだわりを持っているところから自称するようになった言葉です。

例えば登山と言えば、

  • 初心者で言えば、ハイキングで行くような山を登ること。
  • もう少し玄人になればアルプス山脈とかエベレストを登ること。

要するに、ある程度ルートが決まっている山を登ること。これが「王道」

そして沢登りは「最も野蛮で原始的な登山」と呼ばれるように薮、虫、濁流にまみれて未踏ルートの開拓していく登山になり、登山の世界ではアウトローな分類なのです。

そんなアウトローな登山・沢登りに人一倍こだわりを持っているからこそ自らを「外道クライマー」と呼んでいるわけです。

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沢登りを愛しすぎた結果逮捕される

その事件は2012年7月15日、和歌山県那智勝浦町にある「那智の滝」で発生します。

こちらの画像を見て頂ければ、この風景を何となく一度は見たことがあるのではないでしょうか。

そうです。那智の滝は世界遺産に登録されているのです。

そんな神聖かつ重要なところに何を思ったのか宮城さん…登ってしまったのです。

その結果「軽犯罪法違反」の容疑で逮捕されるという前代未聞の事件が発生します。

そんな当時を振り返り宮城さんはこう語っています。

「聖域を汚したいとか、そんな考えは1ミリもない。ホンモノの登山家があの滝を見たら『登りたい』以外の言葉は出ないはずだ。」
引用 : exciteニュース

登ってしまうと大騒ぎになることはわかっていたんです。でも登山家としての本能が、大人としての行動を取るよりも那智の滝という未踏の地を制覇することを選んでしまった。

宮城さんとしてはただ、それだけのことだったのです。

宮城さんの本能のままに動いた結果が「逮捕」でしたが、そこに対して一片の悔いがないことは火を見るよりも明らかですね。

最後に

「そこに山があったから」というかの有名な言葉があるように、登山家にとって挑戦したい山があると「登りたい」という衝動に駆られてしまうんだなとつくづく感じさせらてしまいます。

王道を極めることのカッコ良さというものもありますが、例えアウトローだったとしても自分が信じた道を迷いなく突き進んでいく信念の強さはすごいなと感じさせられます。

ただ、一つ言えることは登りたい気持ちはわかりますが場所によっては節度を持って対処してもらうことも大事なのではないか…と思う今日この頃なのでした。

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