日本プロ野球にも新たな可能性を広げるであろう施作が誕生しそうな予感です。

アメリカや韓国でいうところの「ルール5ドラフト」と似たような仕組みになるんだとか。

そもそもルール5ドラフトって何なんだ?そのルールを知った上で、実現の可能性なんかも考えていきたいと思います。

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ルール5ドラフトって何?アメリカ・韓国の仕組みも確認

こういう制度があるんだよ。って、言われてもよくわからないことって多いじゃないですか。

だから、そもそも「ルール5ドラフト」がなんたるものなのかを確認してみたいと思います。

アメリカ版「ルール5ドラフト」

有望選手が十分な活躍の場を与えられずにマイナーリーグで半ば飼い殺し状態になることを防ぐ目的で、他チームの所属選手を指名し獲得できる制度である。
引用 : Wikipedia

  • 決まりごと
  • ・実施日は毎年12月のウィンターミーティング最終日
    ・メジャーの40人ロースター(選手登録枠)に空きがあるチームのみ参加可能
    ・優先権のあるリーグでレギュラーシーズン勝率の低いチームから指名権が与えられる。

  • 指名できない選手
  • ・ルール・ファイブ・ドラフト実施日の時点で18歳以下で入団した在籍年数5年未満の選手と19歳以上で入団した在籍4年未満の選手
    ・メジャーの40人ロースターに登録されている選手は指名できない。

  • 移籍金
  • ・AAAから指名した場合は、相手チームに50,000ドルを支払う。
    ※指名した選手は来シーズン全期間メジャーのアクティブ・ロースターに登録しておかなければならない。
    ・アクティブ・ロースターから外す場合は元のチームへ選手を返還し、選手を返還されたチームは25,000ドルを払い戻さなければならない。
    ・AAのチームから指名した場合は相手チームに12,000ドルを支払う。
    ・A以下から指名した場合には相手チームに4,000ドルを支払う。
    ※AAからの指名の場合は必ずAAAの、A以下からの場合は必ずAAのロースターにシーズン開幕時には登録しなければならない。
    ただし、途中でそれぞれのロースターから外れてもかまわない。

韓国版版「ルール5ドラフト」

  • 決まりごと
  • ・実施日は2年ごとで11月末の開催
    ・外国人選手・保留選手・FA申請選手を除いた40人の保護選手をドラフト実施10日前までに確定させる
    →保護選手は指名することができない。

  • 譲渡金(移籍金)
  • 1ラウンド目(1巡目)に選択した選手が3億
    2ラウンド目(2巡目)に選択した選手が2億
    3ラウンド目(3巡目)から1億
    ※単位は全てウォン(1ウォン/約0.1円)

  • アメリカ版との最大の違い
  • ・1軍ロースターに必ず上げなければならないという規定がないこと。

移籍がきっかけで活躍した選手は?

スター選手のようにFAなどで各球団から引っ張られて移籍するのとは違い、出場機会を求めて…なんて言うと聞こえはいいけど、逃げているんじゃないのか。

なんて思ってしまうこともありますが、しかし試合に出なければ何も始まりません。

と、いうことでここでは移籍をきっかけに大きく飛躍した選手をあげてみたいと思います。

稲葉篤紀(元・日本ハム)

稲葉篤紀選手と言えば引退まで「日本ハムの顔」の一人として活躍していましたが、もともとはヤクルトでプレーしていた選手。

ヤクルトでもそこそこ活躍していたので認知度はありましたが、世間から「日本ハムの人」と認識されている時点で移籍が成功したことを意味しているのではないでしょうか。

久保康友(DeNA)

ロッテ・阪神と渡り歩き、現在はエースとしてローテーションを支えています。

ロッテ・阪神でもある程度の勝利数をあげるなど活躍をしていましたがエースと呼ばれるまでの実績を残すことができませんでした。

しかし、DeNA移籍後はチーム内最多勝を獲得するなどエースと呼ばれるまでに飛躍。

久保選手も移籍が好走した選手と言えるのではないでしょうか。

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新井貴浩(広島)

広島・阪神・広島と古巣に戻ってきた新井選手。

2016年の活躍を見ていただければわかるように古巣復帰でのびのび野球にできるようになったからなのか、阪神時代の終盤からは考えられないほど飛躍的に数字が上向いています。

広島の25年ぶりのリーグ優勝にも大きく貢献するなど、これも移籍が成功した事例の1つはないでしょうか。

日本版ルール5ドラフトは実現されるのか?

最も気になるのは「ルール5ドラフト」が日本で実現されるかどうかということです。

現在、選手会が日本版ルール5ドラフトを開始しようと動き出したこと。

また、アメリカや韓国でもいい結果が出ていることを加味すれば実現すること可能性は極めて高いと言えます。

ただ、いいシステムがあってもそれを放置する形になっては宝の持ち腐れとなってしまいます。

システムをしっかりと利用して、野球界全体で育てていく。それぐらいの気兼ねがないと時間と労力をかけて取り組んだことも水泡に帰すだけです。

まとめ

ルール5ドラフトは2軍でくすぶっている有望選手が出てくるきっかけとも言える制度。

アメリカと韓国では既に導入されており、それぞれで制度が少し違いますが、概ね似たようなシステムが採用されています。

既にある成功例だけに日本も見習っていくことでより野球界が盛り上がることが考えられます。

常に様々なことを取り入れ大きく変化を求めていくことこそがNPBにも必要なのではないかと思う今日この頃なのです。

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