任天堂スイッチの勢いが止まらないです。

2017年3月3日に発売されて以降「売れないのでは!?」という前評判とは裏腹に3ヶ月が経過した現在でも品薄状態が慢性化している状態です。

世論の一部では「品薄商法じゃないのか!」なんて声が聞こえてきますが、理由はそこではないようです。

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ニンテンドースイッチの絶好調で売り上げもV字回復

一時は赤字にまで転落した任天堂の売り上げも急回復。

2017年4月〜6月業績
最終損益 : 212億円の黒字
(前年同期比 245億円の赤字)

売上 : 1540億円
(前年同期比の2.5倍)

まさに絶好調。

ゲームは生活必需品ではないので、その年に出した新商品の売上がもろに影響を及ぼすだけに、ニンテンドースイッチがいい影響を及ぼしたということは言うまでもないでしょう。

販売戦略もしたたか

ハードを売るにはいかに人気のソフトを計画的に出せるかも重要な要素。

任天堂はニンテンドースイッチを販売するにあたり人気のソフトを数ヶ月ごとに販売していくという戦略も売上アップに貢献した模様。

3月:ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
4月:マリオカート8 デラックス
7月:スプラトゥーン2
8月:モンスターハンターダブルクロス
9月:ファイヤーエムブレム無双

人気ソフトの販売も続々と控えており、ニンテンドースイッチへの需要は更に高まっていくことはほぼ確実と言えます。

今後はゲーム業界の最重要時期でもある「年末商戦」が待っていますので、任天堂としてもこのまま手をこまねいていくわけにはいかないと思いますが…

品薄解消への道はそう簡単ではないようなのです。

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ニンテンドースイッチ増産の鍵は調達先確保にあり

ご存知の方も多いと思いますが、任天堂はファブレスメーカー。

工場を持たないメーカーという意味です。


任天堂 本社開発棟

ファブレスメーカーのメリットは状況の変化にお金や時間を最小限に抑えて柔軟に対応ができること。

通常、工場を持っているメーカーは需要が高まれば、工場拡大に向けた投資と設備が出来あがるまでの時間が必要になります。

しかし、ファブレスメーカーは取引工場を増やすことさえできればすぐにでも生産量を増やすことができますし、需要が減れば増やした取引を解消すればいいだけという効率の良さを持っています。

一方、デメリットは仕事を引き受けてくれる工場がみつからなければ増産したくてもできない状態が続くということです。

実はニンテンドースイッチ、ここで止まっているのです。

生産力アップの前に立ちはだかるスマートフォンの壁

ニンテンドースイッチはご存知の通り、様々な電子機器が使用されている精密機械。

もちろん工場の数にも限りがあります。

今やスマートフォンという精密機械が世の中を席巻しており、工場の多くもそちらの対応に追われていてニンテンドースイッチまで手が及ばないというのが現状なのです。

そうです。
ニンテンドースイッチ作ってくれる工場がないのです。

新興国など新たな調達先を模索しているようですが、それ自体が上手くいくかは未確定。

作れる絶対量が変わらないのに、今後の人気ソフトの発売は目白押し。

結果、需要だけが高いまま維持されるのに作れる数は変わらない。

仮に多少調達先が増えても年末商戦を迎えて更に需要が拡大となれば調達が増えた分も一気に食われることになりますので…

おそらく年末まで品薄状態が続くでしょう。

新たな調達先を確保できるのが先なのか、はたまた消費者から呆れられ購入意欲がなくなってしまうのが先なのか。

ニンテンドースイッチの勝負どころなのではないでしょうか。

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