一発屋芸人という言葉はいつから生まれたのでしょうか。
例えば、今をときめく「爆笑問題」や「 ネプチューン」をスターダムに押し上げたボキャブラ天国。
1990年代はボキャブラバブルに乗り、数多くの芸人がメディアへの露出を増やしましたが、今では姿を見るのは数えるほど。
続いてネタ番組が乱立した200年代。
レッドカーペット、エンタの神様でブレイクした芸人もまた、ネタ番組バブルに乗り露出を増やすも、現在も活躍する芸人さんは小数。
年表を振り返ることで「一発屋芸人」という言葉が生まれた起源に迫ってみましょう。
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一発屋芸人年表
1998年
パイレーツ:ボキャブラ天国からブレークし、新語・流行語大賞まで受賞
2003年
テツandトモ:「なんでだろ〜」のメロディに合わせて日常のなんでを考えるネタ。
ナイナイの岡村との絡みが絶妙だったことを覚えています。
ダンディ坂野:「ゲッツ」のフレーズで大ブレイク!今では営業で安定した稼ぎを得ているらしい。
レギュラー:西川晃啓、松本康太の2人コンビ。「あるある探検隊」でちびっ子たちのハートを掴んで大ブレイクした。
2004年
長井秀和:「間違いない」の決めゼリフと毒舌を武器にブレイクを果たす。
同じ時期にブレイクした仲間に青木さやかがいる。
2005年
小梅太夫:エンタの神様でブレイク。
ネタの最後に「チキショ〜」と力強く叫ぶのがギャグ。
2006年
にしおかすみこ:女王様キャラから繰り出す「にしおかぁ〜っ、すみこだよぉ〜」がネタ。
芸人よりも最近の落ち着いたタレントの方がキャラにあっている気がするのは私だけではないはずです。
桜塚やっくん:スケバンキャラ「スケバン恐子」でが広く認知されブレイク。隠れファンが多かった芸人さんですね。
2007年
世界のナベアツ:「3の倍数と3が付く数字のときだけアホになる」のギャグが大ウケしてブレイク。
この年の宴会芸でよく見かけたネタでもありますね。
ムーディ勝山:「右から来たものを左へ受け流すの歌」で大ブレイク。
当時は右から左に一体、何が来ていたのか本気で気になったものですが…ブームが落ち着いた今、話題作りに発表するのも面白いかもしれませんね。
2008年
天津 木村:吟じます!の掛け声で始まる「エロ詩吟」が若い世代を中心に話題となりブレイク達成。今までになかったカテゴリーを生み出した開拓者。
ジョイマン:高木 晋哉、池谷 和志の2人コンビ。『ありがとう オリゴ糖』のような意味のない言葉の韻を踏んだナンセンスラップ。
見た目がアンガールズのようで、売れ続けるのは…と思いましたが案の定そうなりましたね。
髭男爵:山田ルイ53世、ひぐち君の二人で構成されるコンビ。
ギャグはワイングラスを各々が持ち「ルネッサ〜ンス」という掛け声で乾杯するというもの。
この年は居酒屋の至るところで「ルネッサ〜ンス」を聞いたものです。
2011年
楽しんご:「ドドスコッコ、ドドスコッコ、ラブ注入」がギャグ。
整体師としての技術も持つ2足のわらじ芸人。
この結果からわかること
今、テレビで一発屋と言われている芸人と言えばダンディ坂野を筆頭に、小島よしおやムーディ勝山、天津の木村などネタ番組乱立時代にブレイクした芸人が大半。
これを考慮すると、レッドカーペットやエンタの神様以降に「一発屋芸人」という言葉が定着したと考えられるのではないでしょうか。
一発当てて潔く散るのか、はたまた一発当てたチャンスをものに芸能界に切り込んでいくのか。
活かすも殺すも本人次第!?と言ったところでしょうか。